怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

阪神ジュベナイルフィリーズ2020回顧

ソダシが1着。札幌2歳ステークスでは2着ユーバーレーベンとクビ差でレース後コメントなどから2頭とも力を出し切ったようだし、ユーバーレーベンは今回までの成績等から怪物ではないと思うので、ソダシも怪物ではないと思います。ちなみに吉田隼人ジョッキーの「パワーがある」というコメントなどから体の完成度高いよう。なお、吉田ジョッキーが今回のレース後に「馬場が緩いせいか思ったほど弾けなかった」とコメントているし、パトロールビデオを見ると直線で外に斜行していますが、デビューからの3戦同様に今回も力は出し切れているのではないかと思います。
サトノレイナスがハナ差2着。なお、ソダシが直線で斜行しなかったとしてもクビ差までには迫っていると思います。ルメールがレース後に「馬体が緩いのでエンジンの掛かりが遅かった」とコメントを残していますが、調教師は「心身とも今の時点でも十分競馬で走ることができる」というコメントを残しているし、レースを観てもソダシの直後からスムーズに競馬できているので力は出し切れていると思います。したがって、怪物ではないソダシとタイム差なしの2着ですからサトノレイナスも怪物ではないと思います。
メイケイエール。前走ファンタジーステークスは2着オパールムンと3/4馬身差で、レース後コメントなどからオパールムーンも力を出し切ったようなのでこの馬は怪物だと思います。また、この中間に調教師が「いつも競馬が終わってから顔つきがケロっとしている。前走ファンタジーステークス直後も鞍を外して歩様の確認をしていたが、ケロっとしていた」とコメントしているし、小倉2歳ステークス翌日にも「レース後もケロっとしていた」とコメントしています。レースで力を出し切った後も疲れを見せないことが多いのは怪物の特徴です。しかし今回は、3コーナー辺りで掛かったように見えたもののそれ以外スムーズに競馬できていましたが直線で伸びきれずに惨敗。武豊ジョッキーはレース後に「前半はいい感じで3コーナーまで行けたが掛かった。なかなか折り合いに苦労した。そこがロスになっている分終いがが甘くなった」とコメントしていますが、掛かったことだけが敗因ならもっと(この馬は怪物なので怪物ではない1着馬とタイム差なしぐらいまで)頑張れたと思うので、今回は馬にやる気が足りなかったということだと思います。

※参考 怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合は 0.1秒( 3/4から1/2馬身)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合は各々タイム差なし(ハナ、アタマ、クビ差)の決着になります。これらの場合にたとえ何着でも「力を出し切った」と表現しています 。なおクビ差は首の付け根くらいまでです。
※参照 このブログの記事「怪物とは」(2019年9月23日の記事)