競走馬は、怪物と怪物ではない馬に分けることができます。怪物は心肺機能が生まれつき優れている為、怪物ではない馬よりも速く走ることができます 。
怪物は圧勝することが多いですが、怪物とそうでない馬が力を出し切った場合、着差は 0. 1秒(3/4から1/2馬身)になります。オルフェーヴルが3歳時に勝った有馬記念やリオンディーズが勝った朝日杯が一例です。怪物と怪物が力を出し切った場合はタイム差なし(クビ差、ハナ差など)の決着になります。クビ差とハナ差が同等だと考えるのは、レースのペースや位置取りの差などから生じる誤差の範囲内だと思うからです。怪物と怪物が力を出し切ったレースは、マカヒキがリオンディーズに勝った弥生賞、ジェンティルドンナがオルフェーヴルに勝ったジャパンカップ、エネイブルがシーオブクラスに勝った凱旋門賞があります。よく史上最強と言われるディープインパクトはもちろん怪物ですが、他の怪物達と競争能力は互角でしょう。なお競馬の結果を研究する中で現代の競馬の斤量差くらいでは馬の能力発揮すなわち着差に影響を与えることはほとんどないという考えに至っています。
現役の怪物は、日本馬に限るとレイデオロ、アエロリット。 一つ下の アーモンドアイ 、ラッキーライラック。 現在3歳ではサートゥルナーリア、 グランアレグリア。 2歳はまだはっきりとは分かりませんがウーマンズハートはそうではないかと思います。 外国のエネイブルはもちろん怪物です。
ディープインパクトやアグネスタキオンの頃は 数年おきにしか現れなかった怪物が毎年のようにしかも複数頭現れるようになったのは、日本の血統レベルが上がったからでしょう。なお怪物も数が増えるとディープインパクトやオルフェーヴルなどの名馬ばかりではなくなっています。