怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、メイケイエールです。

怪物の馬主(一口馬主)・生産者

2008年以降に生まれた怪物は、馬主がクラブ法人(一口馬主)であることが多いです。サンデーレーシングが、オルフェーヴルジェンティルドンナ、アエロリット、ラッキーライラック、グランアレグリアの5頭。キャロットファームが、ハープスタールージュバックリオンディーズレイデオロ、サートゥルナーリアの5頭(レイパパレも含まれるなら6頭)。シルクレーシングが、アーモンドアイ1頭(わずか4戦して病死したオブセッションも含まれるなら2頭)。ロードホースクラブが、ロードカナロアターフ・スポートが、ファンディーナ。

怪物の生産者は、近年はノーザンファームが圧倒的に多いです。ノーザンファームを含めた社台グループの牧場で生まれたのは、アグネスタキオンディープインパクトオルフェーヴルジェンティルドンナハープスタールージュバックリオンディーズマカヒキレイデオロ、アエロリット、アーモンドアイ、ラッキーライラック、グランアレグリア、サートゥルナーリア、メイケイエールの15頭(レイパパレとオブセッションを含めれば17頭)。一方、ノーザンファームを含めた社台グループ以外の牧場で生まれた怪物は、ナリタブライアンサイレンススズカロードカナロアゴールドシップエイシンヒカリディーマジェスティ、ファンディーナ、ウーマンズハート、サークルオブライフの9頭。また、怪物である可能性が高いカフェファラオは、アメリカ生まれです。

なお、以前にこのブログで怪物の可能性が高いとしていたグラティアスは、関越ステークス2022で1着イクスプロージョンからハナ+アタマ差(0.0秒差)で3着の戦績やその次走キャピタルステークス2022時の調教師の「関越ステークス2022後は疲れが出たので立て直した」とのコメント等から判断して、怪物ではない可能性が高いと思います(怪物は、競馬で力を出し切った後でも表面上は疲れを見せないことが多いです)。

※参考 怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4から1/2馬身(0.1秒)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差は「対象馬のハナ先が1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、馬は体が大きくてパワーがあること等から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはほとんどないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。