怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

仏ダービー(ジョッケクルブ賞)2023エースインパクト、英ダービー2023オーギュストロダン

11頭立ての仏ダービー2023。後方からレースして直線では外から突き抜けて圧勝したエースインパクト。これで無敗の4連勝で、2着馬との最小着差は記録上13/4馬身差なので、エースインパクトは怪物である可能性があると思います。なお、ディープインパクト産駒みたいな名前ですが、父はクラックスマンで、父の父は怪物フランケルです。

英ダービー2023。外目でスムーズに競馬できたディープインパクト産駒のオーギュストロダンが、2着キングオブスティールをゴールの少し手前で交わして1/2馬身差で勝利。前走の英2000ギニーでは大敗したし、デビュー戦は記録上21/4 馬身差2着ですが、それ以外の4戦はすべて勝っていて2着馬との最小着差が今回の1/2馬身差なので、オーギュストロダンも怪物である可能性はあると思います。

注)怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差(0.1秒差)になります。怪物同士または怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差とは「対象馬のハナ先が、1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、怪物が強いのは、生まれつき心肺機能がより優れているからだと思います。また、馬は体が大きくてパワーがあることや慣性の法則から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはあまりないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。