怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

怪物の馬主になる、怪物を高値で販売するために

オルフェーヴル世代の2008年以降に誕生した怪物の馬主は、クラブ法人つまり一口馬主がとても多いですが、1番の高値だったのはサートゥルナーリアで、一口35万円×400口=1億4,000万円だったようです。セレクトセールで普通に数億円で落札されていることを考えると、意外と割安だなと思います。それだけクラブ法人が安値で仕入れることができている(庭先取引で購入できている)ということだと思います。また、オルフェーヴル(一口150万円×40口=6,000万円)やグランアレグリア(一口175万円×40口=7,000万円)など、社台グループ内で生産・販売されている怪物も多いです。なお、セレクトセールで購入された怪物は、7,350万円のディープインパクトと2,808万円のメイケイエールのみです。

一口馬主の募集は、1歳の夏くらいから始まるようなので、何らかの調教はすでに行われていると思います。そして、怪物ナリタブライアン等についての「初期調教の時期に複数の馬と一緒に牧場内の坂を上り下りする運動の後、1頭だけ全く呼吸が乱れなかった」というエピソードから判断して、怪物であるのは生まれつきだと思うので、一口馬主の募集時点までに調教等から怪物であることを見分けることができれば、一口馬主さんは確実に怪物の馬主になることができるし、売る側はより高値で売ることができるようになると思います。

注)怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差(0.1秒差)になります。怪物同士または怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差とは「対象馬のハナ先が、1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、馬は体が大きくてパワーがあることや慣性の法則から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはあまりないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。