怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

京成杯2023ソールオリエンス

ソールオリエンスが新馬戦と同様に外からスムーズな競馬で圧勝。4コーナーで外に膨れながら直線で突き抜けた様は皐月賞2015のドゥラメンテを思い出させました。ただ、まだ馬群での競馬を経験したことないし、多頭数でそうなった場合に対応できるかは未知数だと思います。なお、3着以下を大きく引き離した新馬戦では2着レーベンスティールとクビ差(実際はアタマ差に近い)で、直線でのレースぶり等から判断してソールオリエンス、レーベンスティール共に力を出し切ったと思います。したがって、ソールオリエンス、レーベンスティール共に怪物か、共に怪物ではないかのどちらかだと思います。ちなみに、この中間に手塚調教師は「新馬戦でのダメージはそれほどなかった」「乗ったジョッキーは〝まだ緩い〟とか言うけど、見ている分にはそんなに晩成型という感じはしない」「キングズレイン(ホープフルステークス3着)に比べてやる気もあるし、体つきやパーツ、パーツが大人」とコメントしています。なお、新馬戦後にダメージがそれほどなかったのは、超スローで上がりの競馬だったからという可能性もあると思います。

※参考※ 怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4から1/2馬身(0.1秒)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差とは「対象馬のハナ先が1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、馬は体が大きくてパワーがあること等から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはほとんどないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。