怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

菊花賞2023ドゥレッツァ

圧勝したドゥレッツァは、未勝利V時にサトノグランツと記録上クビ差(実際は、ほぼアタマ差)でした。そして、直線でのレースぶりやその後の両馬の活躍を考えると、ドゥレッツァ、サトノグランツ共に昨年11月の未勝利戦で力を出し切ったのではないかと思います。サトノグランツは、勝利した神戸新聞杯京都新聞杯等での2着との着差から判断して怪物ではないと思います。したがって、ドゥレッツァもおそらく怪物ではないだろうと思います。なお、今回圧勝できたのは大外枠にもかかわらず早めに前の方に取りつくことができたことと、2、3着馬が力を出し切らなかったことが大きいと思います。1番人気だった3着ソールオリエンスは、状態は問題なかったようなので、セントライト記念の結果も示すようにダービーまであった走る気持ちがなくなっているのだろうと思います。

注)怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差(0.1秒差)になります。怪物同士または怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差とは「対象馬のハナ先が、1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、怪物が強いのは、生まれつき心肺機能がより優れているからだと思います。また、馬は体が大きくてパワーがあることや慣性の法則から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはあまりないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。