怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

チューリップ賞2021回顧

メイケイエール。ファンタジーステークスで力を出し切ったと思われる2着オパールムーンに3/4馬身差つけていることと、阪神ジュベナイルフィリーズ前の武英調教師の「いつも競馬が終わってから顔つきがケロっとしている」等のコメントから怪物だと思います。今回の1週前追い切り後にも武英調教師の「調教で(手綱を)離した時の瞬発力が、今までにないような馬」というコメントがありました。今回のレース、1番枠から周りに馬がいる競馬で、前走よりも制御が効いていない感じでした。周りに馬がいるのが嫌なのかもしれません。結果は同着で1着だったものの、おそらく力を出し切っていない(出し切れていない)と思います。精神面の成長がない限り、今後も力を出し切らないレースが多くなりそうです。なお、同着で1着のエリザベスタワーの川田ジョッキーはレース後に「追い出すと外へ流れながらになり、あまり前に進めないまま直線を走っていた」とコメントしていますが、パトロールビデオを見ると左ムチで矯正してほぼ真っ直ぐ走れているので力は出し切れているのではないかと思います。したがって、力を出し切っていないであろう怪物メイケイエールと同着なので、エリザベスタワーはおそらく怪物ではないだろうと思います。

※参考 怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4から1/2馬身(0.1秒)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。これらすべての場合にたとえ何着でも「力を出し切った」と表現しています。クビ差は首の付け根くらいまで。なお、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差などから誤差が生じることが多いものの、3/4馬身と1/2馬身あるいはクビ差とハナ差ならば同等と考えて良いと思います。また、馬は体が大きくてパワーがあること等から、現代の競馬の斤量差では力を出し切ることすなわち着差に影響を与えることはほとんどないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。
※参照 このブログの記事「怪物とは」(2019年9月23日の記事)。 PC版サイトの月刊アーカイブから探すことができます。