怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、メイケイエールです。

リフレイム引退。怪物だった可能性はあると思います。

カフェファラオと同じアメリカンファラオ(アメリカンフェイロー)産駒のリフレイムの引退が決まったようです。今年に入ってから身体的不調を発症し、経過が思わしくなかったとのことです。この馬は直線での斜行癖もあって戦績にムラがあり、勝つ時は逃げ・先行か追い込みの競馬ばかりでした。そして、記録上、全6勝のうちの4勝は2着馬に2馬身以上つけています。新馬戦は2着馬と記録上1/2馬身差ですが、リフレイムは直線で大きく斜行して外ラチ沿いまで行っています。なお、パラダイスステークス2022では2着ラルナブリラーレと記録上クビ差かつ0.0秒差ですが、レースVTRを止めてチェックした所、実際は1/2馬身差との間でクビ差(ラルナブリラーレのハナ先がリフレイムの胸先)側でした。また、パトロールビデオを見ると、直線でリフレイムの方がより斜行しているので、リフレイムがもっとまっすぐ走っていれば1/2馬身差にはなっていたのではないかと思います。ちなみに、2歳1勝クラスを圧勝後、中1週で出走した京王杯2歳ステークス時に調教師の「前走は3ヶ月ぶりのレースで、走った反動が気にはなりましたが、疲れはなく上積みはあると思います」とのコメントがありました。

※参考 怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4から1/2馬身(0.1秒)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差は「対象馬のハナ先が1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、馬は体が大きくてパワーがあること等から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはほとんどないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。