怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

ダービー2024ダノンデサイル

1着ダノンデサイル。今回のレース翌日に安田調教師が「しっかり走ってきた影響は感じられる」とコメントしているように疲れがあるようです。なお、怪物は、レースで力を出し切った後でも表面上は疲れを見せないことが多いと思います。また、京都2歳ステークスでは1着シンエンペラーと1/2馬身差くらいでしたが、追い出す所で前が邪魔になって外に出すロスがありました。つまり、不利がなければ力を出し切ってクビ差くらいで勝っていた可能性があると思います。以上のことから、ダノンデサイルは、4連勝に近い形でダービーを勝ったのと同等だと思いますが、怪物ではない可能性が高いと思います。

注)怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差(0.1秒差)になります。怪物同士または怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。クビ差とは「対象馬のハナ先が、1着馬の胸先からアタマの間」と判断しています。そして、ハナ差とクビ差、あるいは3/4馬身差と1/2馬身差等を同等と考えるのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から生じる誤差の範囲内だと思うからです。なお、怪物が強いのは、生まれつき心肺機能がより優れているからだと思います。また、馬は体が大きくてパワーがあることや慣性の法則から判断すると、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ること、すなわち着差に影響を与えることはあまりないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。