怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

ジャックルマロワ賞2020勝馬パレスピアは怪物かな

 ジャックルマロワ賞2020。3/4馬身差2着の3歳牝馬アルパインスターは、2走目の未勝利戦から2連勝した後、約10か月の休みを挟んだ2走前のG1コロネーションステークスを圧勝し3連勝。前走のG1仏オークス(デュアヌ賞)では1着ファンシーブルーの短クビ差2着でしたが、スムーズな競馬だったし力を出し切ったと見るのが妥当だと思います 。そしてファンシーブルーは仏オークスの次走ナッソーステークスでもクビ差1着など、戦績から怪物ではないと思うのでアルパインスターも怪物ではないと思います。
 ジャックルマロワ賞は直線競馬。道悪だったようですが1着の3歳牡馬パレスピア、2着アルパインスターともスムーズに競馬できています。3/4馬身差で勝ったパレスピアは怪物の可能性が高いと思います。なお最後の直線でパレスピアの鞍上が追う手を緩めたことが着差に影響したようにも見えますが、アルパインスターは直線で内外に行っているので差し引きして記録通り3/4馬身差ということでいいのではないかと思います。
 パレスピアが前走のG1セントジェームズパレスステークスで1馬身差2着に負かした3歳牡馬ピナトゥボは2歳時の圧倒的な強さから怪物だと思います。ローテーションを振り返るとロクに休みを取らせずにレースに使いすぎたのではないかと思いますが、セントジェームズパレスステークスの次走のG1ジャンプラ賞で2着に3/4馬身差をつけて3戦ぶりに力を出し切ったようです。

※「 力を出し切った」場合。 
怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合は 0.1秒( 3/4から1/2馬身)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合は各々タイム差なし(ハナ、アタマ、クビ差)の決着になります。これらの場合にたとえ何着でも「力を出し切った」と表現しています 。なおクビ差は首の付け根くらいまでだと思います。
※参照 このブログの注目記事「怪物とは」(2019年9月23日の記事)