怪物の見分け方(競馬)

怪物と怪物ではない馬が力を出し切った場合、3/4〜1/2馬身差になります。怪物の一例は、ディープインパクト、アーモンドアイ、グランアレグリアです。

チャンピオンズカップ2021回顧

テーオーケインズが圧勝。オープンに入って勝つ時は圧勝するし、今回のレース1時間半後に高柳調教師が「(レース後の馬の様子は?と聞かれて)今はもう落ち着いてもうケロッとしている」とコメントしていますが、ベテルギウスステークス2020で勝ち馬オーヴェルニュのアタマ差2着や2歳時の寒椿賞で勝ち馬とほぼアタマ差の3着(どちらもレースも力を出し切っていると思います)等の戦績から判断して怪物ではないと思います。
 カフェファラオは精神的な脆さがあるようで今回も惨敗。ただ、勝利したフェブラリーステークス2021及びシリウスステークス2020で2着馬に3/4馬身差等の戦績から判断すると怪物である可能性があると思います。ちなみに、怪物は追い切り後も息の乱れを見せないことが多いと思いますが、今回の1週前追い切り後に騎乗したルメールは「まだちょっと太くて追い切り後に呼吸が大きくなった」とコメントしています。一方、1週前追い切りについて堀調教師は「ブリンカーを着けて高ぶっていた分もあったのか、この馬としては若干息遣いが悪かった」とコメントしています。なお、最終追い切り後に調教師は「反応も動きも良く、息遣いも良かった」とコメントしています。

※参考 怪物と怪物ではない馬が力出し切った場合、3/4から1/2馬身(0.1秒)差になります。怪物同士あるいは怪物ではない馬同士が力を出し切った場合、どちらの場合も同着あるいはハナ、アタマ、クビ差(0.0秒差)になります。以上のように判断するのは、力を出し切った場合でもペースや位置取りの差等から誤差が生じることが多いと思うからです。なお、馬は体が大きくてパワーがあること等から、現代の競馬の斤量差では、力を出し切ることすなわち着差に影響を与えることはほとんどないと思っています。ライオンボスとジョーカナチャンがワンツーフィニッシュした韋駄天ステークス2020とアイビスサマーダッシュ2020は、斤量差を度外視できることを証明していると思います。また、JRA田辺裕信ジョッキーは2021年7月に「乗っていて、斤量が軽いからよく動くとか、重いから反応や動きが鈍いと感じることは、ほぼないかな」とコメントしています。